フランスが外出禁止になるまで

Covid-19がニュースで取り扱われ始めて3ヶ月目、フランスでも外出禁止となった。 3月12日マクロン大統領は学校教育機関(大学も含む)の閉鎖、全国市長選挙の第一回投票の維持を発表。 学校教育機関に対しては、その翌週の月曜日から閉鎖を開始するとした。…

困ったこと

今日はとても感じが悪い。気分が落ち込んでるのは分かったけど、なかなか認めたくない。でも何もやる気も起きないので、何もやっていない自分も責めたくなる。頭では分かっているこど、気持ちと気分がついていかない。完全にやられている。こうなる前にどう…

三島由紀夫が『宴のあと』に描いたように、以前からお金で政治を動かすということは珍しいことではなかったのだろう。フランスではマクロン大統領は、イエローベスト運動で浮き彫りになったフランス社会の問題を「全てのフランス人に開かれた」議論をすると…

糸口

誰と話しても、何をしていても、とにかく自信もないし自分のことを誰かに相談しても仕方ないだろうと思ってしまうくらい卑屈になっている時期で、研究も仕事もうまくいっていないという考えが自分を覆ってしまっている。 講演会にいらした先生らとお食事する…

『Y・Yに』 ー 茨木のり子 大人になるというのは すれっからしになることだと 思い込んでいた少女の頃 立居振舞の美しい 発音の正確な素敵な女のひとと会いました その人は私の背伸びを見透かしたように 何気ない話に言いました 初々しさが大切なの 人に対し…

締め切りあと1分というところで、レポートのファイルを添付してメールを送ろうとした瞬間に、Gmailが機能しなくなり、送信ボタンを押したはずのメールが送れていなかったというGmailからのお知らせをもらった。ギリギリまで終わらせていなかった自分が悪いの…

溺れ気味

幼い頃から自信がないといろんな人に言われてきたのは、小学校で休み時間に先生に「トイレ行ってもいいですか」と聞いたり、母親に何をするにも「これしてもいい?」と聞いたり、何かしら確認をとって許可を得てからでないと動きたくないと言うのが言動に現…

frustration

停滞している。気分も、論文も、仕事も全部。何が良くないって、ストレス発散をどうしていいのかさっぱり分からないことだ。バレエでも行こうかな。。

論文とは

修士論文を書き終えた。 日本の大学に入った時に自分が修士課程に行こうなんて想像もしていなかった。修士課程になんて行ったら就職が難しくなるよ、なんて声をちらほら聞いたりもしたし、研究なんてとてもとても遠い存在で何であるかも見えていなかった。私…

自分の国と住んでる国のあいだ

一年の半分が過ぎた。今だに論文を書き続けている。というか、一時停止している。日本に関する大きな展示会で4日間アテンドをしてきた。アニメやビデオゲームが大好きな人が大半で、コスプレをしたりする人もいる。コスプレした人たちは、お互いに知らない…

時間が足りない

自分を振り返る時間が足りていない。 自分はどんな状況にあるのか、何をしたいのか、カレンダーを見てこうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないと言ったことは可視化できるけれど、自然に触れたり、鳥の声をゆっくり聞いたり、映画を見たり、そう言うとき…

強く、優しく、忍耐強く

強く、優しく、忍耐強く。 私が幼い頃に、母からよく言われた言葉だ。強く、優しく、忍耐強く。 それが影響したのかは分からないけれど、人に優しくするために我慢するくせをつけていた。欲がいろんな方向にあるにもかかわらず、我慢をして自分を後回しにし…

思いやりとは

人との関係というのは、不思議なもので日々変化していく。良き方にも、そうでない方にも。人のことはコントロールできないこと、自分の思ったことは発言しないと相手にも伝わらないこと、遠慮ではなく敬意を払うこと、思っていることを共有すること。人間関…

夢を見よ

論文が進まない。 どういう章立てにするか明確にするのも遅かったし、これでうまく行くのかも自信が持てないままだ。でもこれを乗り越えたらきっと見える景色もあるんだろうと思ったりもする。けれど、如何せんつらい。筆が進まない。でも書くしかない。小説…

ホタルノヒカリ

インターネットでふとドラマ『ホタルノヒカリ』がアップロードされていて、違法ではあるのだろうけれど、ひと息に数話続けて見てしまった。昨夜は、彼が遅かったこともあり、ワインを手酌しながらふわーとしていた。綾瀬はるかが可愛らしいのはもちろんなん…

大人になったら

大人になったら、もっと色々楽になると思ってた。自信を持って、先が見えていて、自立していて、孤独にも強くなって。それでも、ないものを見るよりは、あるものに目を向けるようになった。自信はなくてもそういう自分を部分的にでも認めることができるよう…

Notre relation

En ce moment, je réfléchis beaucoup sur la relation avec mon ami. Si j'y pense maintenant, j'étais aussi comme ceci quand j'étais avec Shôgo. Je croyais que j'étais insuffisante pour continuer avec lui, et que, comme il m'acceptait quoi qu…

決心

疑いだすと、底なし沼に陥る。一挙手一投足もあれもこれも全部マイナスに結びつけようとする思考回路が確立され、大きな不安の波に飲まれる。一度疑いだすと、こういう風にどんどんと自動的に支配されてしまう。それでも、信じ切ってニコニコして幸せに暮ら…

分からないこと

なぜ紛争や戦争はなくならないのだろう。 なぜ人は命をかけて戦うのだろう。 中学生のころ、同級生と一緒にアメリカのアフガニスタン侵攻映像を目にしてから、ずっと考えてきた。私たちは小さな頃から、「喧嘩はよくない。話し合おう。」と育てられてきたの…

un mois d'absente

1ヶ月、一人になった。彼はアメリカへ出かけて行き、楽しそうに過ごしていた。私は仕事へ行き、同棲している部屋へ帰宅し、手抜き料理を作ってパソコンでドラマを見ながら頬張った。その間に、仕事を辞める決意をした。もう本当に、最初にこれは違うと思っ…

誕生日

修士1年の論文が書き終わった。色んな人に助けてもらって、全部で75ページの論文になった。書く前は空恐ろしくて、得体の知れないものだったけれど、終わってみたらなんてことはなく、案外スラッとできてしまったという感じだ。多分、終わった直後の開放感も…

寂しいのと幸せと

ひどくひどく寂しい。 誰といても、一人でいてもきっと寂しいのは変わらない。 我慢がどんどん溜まっていく。きっと爆発する。知ってる。 小出しにしてマグマにならないようにすればいい。知ってる。 どうにも変わらない性分は、私のわがままの塊だ。 誰に押…

迷い

「人生はチョイスです。」 中学卒業の式辞で、市長代理の偉い人の言葉だ。まったくその時は、覚えるつもりもなく聞いていたのに、その時の倍以上生きてきた今でもその言葉が時々聞こえてくる。この言葉を、他のどの同級生も覚えていないだろう。 今、チョイ…

始まりの応援歌

いろいろ忘れちゃいけないことがある。好きな人に好きと伝えること。 美味しいものを食べること。 自分に優しくすること。 今、一番心に思ってるのは、今の自分の当たり前と正しいと思ってることをしっかりと根付かせておくこと。まだ、垣間見ただけだけれど…

ジレンマ

どうやって他人様を信頼していいか分からない。信頼はしているが、心の底から全てを相手に丸投げしてしまうことはできない。裏切られるのが怖いから。世の中の誰も、相手に自分を丸投げできることなんてないんだろうけれど、なんでも純粋なものを好んでしま…

遅い帰り

玄関のドアを開けると、もう灯は消えていて彼は先に寝たようだった。さっき飲んだ赤ワインのせいで少し頭はぼーっとして気持ちがいい。こっそり寝室に入って、寝間着と化粧水、乳液をくすねる。出て行こうとすると布団がもぞもぞ動き、彼の「おかえり」と掠…

記憶

ふと、一瞬のうちに、恋が覚めていく瞬間を感じたことがある。その恋はきっと、夢のような幻想のような弾けてしまう風船のような落ち着きのないものだったのだろうと思う。大事に大事に育てた芽は、ゆっくり成長して、あぁでもないこうでもないと枝を伸ばし…

煮詰まった煮物

きっと、どうやっても人を信じられないのかもしれないという思いが、時折頭によぎる。いつからそんな風になってしまったのかといったら、以前に付き合っていた人のせいかもしれないし、両親のせいかもしれないし、自分のせいかもしれないし。原因が分かった…

大丈夫。

どんどん不安が増していく。 この自分と暮らしていて、相手は不満はないのか。 この自分といて息苦しくないのか。 そんな取り越し苦労のように思える疑問が次から次へと湧き出してキリがない。 どこまでいっても、自分という人間に対して否定的な見方しかで…

知り合うこと

私は、自分を知ってもらおうとすることしか努力してこなかったから、今の人は革製品みたいに時間をかけて少しづつなじんでいけるように、相手を見るようにしている。 彼はしゃべらない。 一時は私の話が面白くないのかな、とか興味ないのかなとか思っていた…