ホタルノヒカリ

インターネットでふとドラマ『ホタルノヒカリ』がアップロードされていて、違法ではあるのだろうけれど、ひと息に数話続けて見てしまった。昨夜は、彼が遅かったこともあり、ワインを手酌しながらふわーとしていた。綾瀬はるかが可愛らしいのはもちろんなんだけれども、私が今の彼とおつきあいを始めた頃に思っていた不安や何やらかにやらが詰まっていて、すごく暖かい気持ちになった。メッセージを送って返信がこないとか、本来の自分を受け入れてくれるかとか、相手が楽しんでるのか分からないとか。相手にぶつければいいのに、言葉にしないで悶々と考えていた気がする。そういう中で「部長」の影の応援は、私には天使の導きのように見え、深い愛情にも感じられ、本当に心が温まった。なぜか触発されて、彼に短い手紙まで書いてしまった。私は原作『ホタルノヒカリ』知らないので、その辺りは何も言えないけれど、可愛らしい要素がたくさん詰まった作品だと感じた。オンタイムで見ていなかったので、折りたたみ携帯電話だとか、服装だとかが懐かしくて、あの頃に私は誰に恋をしていたんだろうと思ったりした。今は、また違ったモヤモヤがあったりするけれど、目を見て信頼できる人を自分で選んだと信じているから、それでダメならしょうがないって思ってる。いつもこういうことを思うと、初めの彼を思い出す。彼がいたから今の私があるし、たくさんのことを学んだ。彼への恋人としての想いはもうないけれど、遠くで幸せになってくれてるといいなぁと思う。私は、もらった命の時間を精一杯楽しみたいから、中途半端じゃなくて思いっきり誠実に正しいことをしたい。自分が気持ちいと思うことをしたい。『ホタルノヒカリ』の蛍の、不器用でもまっすぐぶつかっていく姿が愛らしくて、素敵で、私もそうあれたら、と思った。